「子どもが生まれたら、すぐNISAで積み立てたい」。そんな家庭にとって、2027年は大きな変化の年になりそうです。これまでNISAは18歳以上が対象でしたが、2027年1月から、つみたて投資枠を0歳から利用できるようになります。
0歳から17歳までの年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円です。購入できるのは、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託で、18歳になると通常のNISAへ自動的に移行します。この記事では、便宜上「子どもNISA」と呼びます。
月5万円を18年間積み立てると2,104万円
今回は、オルカンを積み立てる想定でシミュレーションしました。条件は毎月5万円、想定年利7%、積立期間18年です。
| 項目 | シミュレーション結果 |
|---|---|
| 積立元本 | 1,080万円 |
| 運用益 | 約1,024万円 |
| 18年後の資産 | 約2,104万円 |
元本は5万円×12カ月×18年で1,080万円です。運用益は約1,024万円となり、最終金額は21,036,869円でした。0歳から積み立てを始めると、大学進学の時期には2,000万円を超える計算なので、複利の大きさを感じますね。
ただし、年7%は将来の運用成果を保証する数字ではありません。オルカンも株式中心の投資信託なので、18歳時点で元本割れしている可能性はあります。教育費として使う時期が決まっているなら、直前まで全額を株式で持ち続けるかは慎重に考えたいところです。
でも、子どもNISAだけでは月5万円を18年間続けられない
ここが一番見落としやすい点です。子どもNISAの年間投資枠は60万円なので、月5万円はちょうど上限まで使えます。しかし、非課税保有限度額は600万円のため、0歳から毎月5万円を積み立てると10年間で枠を使い切ります。
つまり、先ほどの2,104万円は「月5万円を18年間、制限なく積み立てた場合」の比較用シミュレーションです。全額を子どもNISAだけで積み立てた結果ではありません。
子どもNISAのルールに合わせ、0歳から10年間で600万円を積み立て、その後は追加投資せず18歳まで年7%で運用したとすると、概算では約1,470万円になります。元本600万円に対し、運用益は約870万円です。実際の相場は毎年同じように上がるわけではありませんが、早く始めて長く保有する効果は見えやすいと思います。
12歳になるまでは引き出せない?
新しい制度では、12歳以降であれば、子どものために使うことや本人の同意など、一定の条件を満たした場合に親権者が払い出せます。反対に、12歳未満では原則として途中で引き出せない設計です。18歳になると、年間投資枠などは成人向けのNISAへ移行します。
そのため、生活費や急な出費に使うお金まで積み立てるのは避けたほうがよさそうです。子どもNISAは、大学進学や成人後の資金など、比較的長い期間をかけて準備するお金に向いていると思います。
毎月5万円が難しければ、月1万円や2万円でも構いません。大切なのは、家計に無理のない金額で続けられるかです。シミュたてでは、毎月の積立額、想定利回り、期間を変えながら、18歳時点の金額を試算できます。
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※この記事は2026年7月時点の情報をもとにした一般的な解説で、個別の投資の助言や税務の相談ではありません。制度は法改正などで変わることがあります。実際の取り扱いは、勤め先や金融機関、専門家にご確認ください。

